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PMA シリーズ

磁気式酸素計 PMA シリーズ
M&C TechGroup Germany 製のPMAシリーズ分析計は磁気力方式ダンベル法を採用した酸素計です。19インチラックマウント型や、オーブンを内蔵して環境温度変化の影響を抑えた設計など、細かな点が異なる以下の3モデルがあります。

・PMA10
・PMA30
・PMA1000

PMA10

M&C TechGroup Germany 社製品
PMA10は最も単純な構造の基本的な酸素計です。測定データはアナログ表示器、またはデジタル表示器の数値を読み取るか、アナログ出力を利用して記録します。オプションでサンプルポンプの内蔵が可能であり、大気中の酸素濃度測定などのサンプル圧力が陽圧でない用途にも利用できます。

安定した測定結果を得るためには、分析計に導入するガス圧力と流量を一定に制御する必要があります。検出器の上流側にニードル弁と一体になったフロート式の流量計が備えられていますので、装置への導入圧を一定に保てばこのニードル弁で制御することができます。

PMA30

M&C TechGroup Germany 社製品
PMA30は50℃に温調されたオーブンに検出器を収める様に設計したモデルであり、環境温度の変化による測定値への影響が抑えられます。内蔵ポンプのオプションは利用できません。

PMA10と同様に、安定した測定結果を得るためには、分析計に導入するガス圧力と流量を一定に制御する必要があります。

※表示部を液晶のみにしたマイナーモデルもあります。

PMA1000

M&C TechGroup Germany 社製品
PMA1000は19インチラックマウント型の構造であり、内蔵圧力センサーによる測定値の補正機能が追加されていますので、サンプル圧力が変化するケースでの測定に向いています。ただし過大な圧力が発生する可能性がある場合には、装置の損傷を防止するために、圧力制御することが推奨されます。

PMA30モデルと同様に、環境温度の影響を低減するために、55℃に温調されたオーブン内に検出器が収められています。測定値は表示値の直読、アナログ出力の他に、内部メモリーに自動的に保存されたデータをUSBメモリーで取り出すことができます。このモデルも内蔵ポンプのオプションは利用できません。

外付けの電磁弁を用意し、装置の接点信号を利用することで自動校正が可能なPMA1000のモデルと、自動校正ができないPMA1000Lの二種類のマイナーモデルがあります。

仕様

測定方式
磁気力方式ダンベル法
測定レンジ
PMA10
3、10、30、100 % FS
PMA30
1、3、10、30、100 % FS
PMA1000
1〜100 % FS
※工場出荷時の設定レンジは1、10、30、100 % FSです
繰り返し性
±1% FS
※フルスケール1%の場合に限り、±2% FS(= ±0.02% O2)
応答速度(T90)
<3 秒
※流量1L/min
サンプルガス流量
0.1~1.0L/min
※PMA10とPMA30は付属のニードル弁で調整
※PMA1000は0.4〜1.0L/minの範囲に収まるよう供給流量を調整のこと
サンプルガス接続
Gねじ1/4" (標準)
※希望のガス接続はご相談下さい
温度影響
環境温度変化1℃あたり±0.1%
※温調されたモデルでは影響ありません
サンプルガス温度
-10~+40℃
※ドライガスであること
濃度出力
PMA10
0-1V
※オプションで0-20mAまたは4-20mA可能
PMA30
0-10V
※オプションで0-20mAまたは4-20mA可能
PMA1000
0-20mA/4-20mA選択可能
周囲温度
PMA10
-10〜55℃
PMA30
-10〜40℃
PMA1000
0〜50℃
電源
PMA10
115V、50/60Hzまたは230V、50/60Hz、最大8VA
PMA30
115V、50/60Hzまたは230V、50/60Hz、最大36VA
PMA1000
100〜230V、50/60Hz、最大150VA
寸法
PMA10
20Wx26Dx15H(cm)
PMA30
14Wx23Dx13H(cm)
PMA1000
ショートモデル:48Wx30Dx19H(cm)
ロングモデル:48Wx44Dx19H(cm)
※ケース寸法のみ異なり、測定性能・機能などは同じです
重量
PMA10
約3kg
PMA30
約3kg
PMA1000
ショートモデル:約11kg
ロングモデル:約13kg
日本サーモ株式会社

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