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MIRA STRATO LDSシリーズ

中赤外レーザー式ガスモニター
MIRA STRATO Series
Aeris Technologies 社製品
AERIS TECHNOLOGIES社がドローンにのせるために2kgと小型軽量にしたMIRA STRATO Seriesは、吸収分光法を利用した分析計で、光源に中赤外レーザーを用いています。温室効果ガスなどの大気中の微量成分を超高感度に測定するのに適しています。

測定可能な成分としては、N2O、CO、CO2、CH4、C2H6、COS、ホルムアルデヒドやエチレンオキサイド、アセチレン等があります。一台で測定可能な成分の組み合わせは以下の仕様を参照ください。

内蔵のリチウムイオン電池やドローンの電源を利用して連続動作できるため、電源が取れない場所や移動しながらの測定用途において有効です。GPSを内蔵しており、KML形式にデーターででるためgoogle earth上でデーターを表示できます。


近赤外レーザーの利用により、ppb以下の高精度でかつ、30ppb の長期間の低ドリフト(CH4+C2H6計の場合)を実現しています。
従来型の多重反射セルに比べ、反射パターンを見直すことで空間上の光路がより密になるように設計されています。同じ光路長でより小さい容量を実現した新発明の多重反射セルにより、装置の小型化に成功しております。

仕様

測定方式
LAS (レーザー式吸収分光法)
測定成分
【メタン/エタン】、【N2O/CO】、【N2O/CO2】【COS】、【エチレンオキサイド】、【ホルムアルデヒド】【N2O/CO2】【アセチレン】のいずれか
測定濃度
0.1~10,000ppm
※測定成分により異なる
精度 - アラン分散σ(メタン)
1ppb/sec
※大気濃度
ドリフト(メタン)
30ppbまたは読み値の1%の大きい方
サンプリング流量
0.3〜1.5L/min
※代表的な範囲、装置仕様による
濃度表示・操作
制御(Wi-Fi接続)、RS232
データ更新周期
1sec最大、10Hz(オプション)
インターフェース
Wi-Fi、RS232、アナログ出力(オプション)
データ保存容量
32GB
動作環境
10~40℃
<90%RH(露結しないこと)
電源
AC 100-240V、50/60Hz、15W
※内蔵リチウムイオン電池で5時間作動可能
※15VDC、1.5A直接入力可
重量
約2Kg
寸法
19W x 19D x 9H (cm)
付属品

近赤外の帯域(1.25〜1.65µm)に比べ、中赤外の帯域(2.5〜4.8µm)は分子による光の吸収が強くなる傾向があります。そのため中赤外帯域のごく狭い範囲の、特定の波長にて発振する中赤外レーザーを用いた MIRA Series では、より高感度に分析が行えます。
容積60mLで光路長13mの多重反射型ガスセルに、光源と検出器を備えたMIRA Seriesの光学アッセンブリーは、精密な制御を要求されるキャビティ式の分析計に比べ、振動と汚れに強くなっています。
日本サーモ株式会社

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