レーザー式ガス分析計 LGA-4100
FOCUSED PHOTONICS INC (FPI) 製のLGA-4100シリーズは、吸収分光法を利用した分析計で、光源に半導体レーザーを利用しています。排気ダクトの両端に発光部と受光部のユニットを設置し、レーザーをダクト内で通過させることでガス濃度の測定を行います。サンプリングによる分析計へのガス移送の遅れがない分、応答が早いのでエンジン排ガスのSCR制御など、プロセスにおける計装の用途に適しています。
主な取扱モデルはアンモニア、塩化水素と水分ですが、以下の表に測定可能ガス成分を示しております。詳細はお問い合わせください。
発光部と受光部にあるレーザーの通る窓をダクト内の腐食性ガスやダストから保護するため、エアーカーテンとなるパージガスがユーティリティーとして必要です。また測定原理上、プロセスの温度や圧力が変わるとレーザーの吸収量に変化が生じるため、ガス濃度が変わらずとも測定値が変化します。この補正を行うため、温度と圧力センサーを別途用意されることが推奨されます。
測定値の出力信号としてアナログ出力が利用できます。
仕様
測定成分 | アンモニア、塩化水素、水分、CO等の1成分 |
適用可能ダクト径 | 0.5~12m |
応答時間 | 2秒以内 |
測定可能ガス成分 | O2, HCl, HF, NH3, CO, H2O, H2S, CH4, HCN, CO2, など |
測定濃度 | 測定ガスの濃度については御相談下さい。 |