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MCA10

排ガス用分析計
MCA10
据付型
可搬型
Dr. Födisch Umweltmesstechnik 製のMCA10は、非分散形赤外線吸収法(NDIR)を利用した分析計です。測定成分とその濃度に応じて、1光束2波長方式または相関セル方式のいずれかを採用しています。これにより、一組のガスセルと検出器で最大11成分までの成分が測定できるようになっています。干渉成分による吸収は、予めサンプルのガス組成を提示頂くことにより、補正を行うように設計されています。その他の測定方式として、ジルコニア方式の酸素センサーと、FIDユニットがオプションで選択できます。

分析計の接ガス部は185℃に温調してあり、工場プロセスの排気ガス測定の用途に適しています。

据付型の場合はエジェクターポンプの駆動用に、清浄な計装エアーがユーティリティーとして必要です。計装エアーは自動ゼロ校正用としても使用します。可搬型はポンプによるサンプルガス吸引となっています。この場合は別途ゼロ校正用の清浄空気が必要となります。
オプションのFIDを利用する場合、不純物の含まれない水素と空気が別途必要となります。

データ出力はPLCを利用するため、装置仕様に合わせたものが都度組まれます。
警報接点の種類や分析計の各種パラメーター出力、およびガス測定ラインの切り換えといった外部入力といった機能については、PLCの設計を行う必要があるため、購入前に予めご相談下さい。

仕様

測定方法
NDIR(非分散形赤外線吸収法)
ジルコニア法
FID(水素炎イオン化検出法)
測定成分
CO、NO、NO2、SO2、HCl、HF、NH3、H2O、CO2、N2O、CH4、O2
測定レンジ例
(ご相談下さい)
CO:75 mg/m3 FS
NO:200 mg/m3 FS
NO2:50 mg/m3 FS
SO2:75 mg/m3 FS
HCl:15 mg/m3 FS
HF:5 mg/m3 FS
NH3:10 mg/m3 FS
H2O:40% FS
CO2:25% FS
N2O:50 mg/m3 FS
CH4:50 mg/m3 FS
O2:25% FS
検出下限測定レンジの2%
アナログ出力
4-20mA
※標準仕様。警報接点等その他の信号についてはご相談下さい
動作周囲温度
5〜30℃、<80%RH
※結露なきこと
電源
230VAC、50Hz、4,000W (据付型、エアコン含む)
加熱導管 100W/m
※アップトランス等ご相談下さい
日本サーモ株式会社

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